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Total Eclipse Sulawesi Indonesia 2016 Party Report 2

このサイトでインドネシア皆既日食の特集をお送りしてきましたが、海外での皆既日食体験は一ヶ月たった今も、ふとした瞬間に頭に蘇ってきます。この体験によって人生が生まれ変わったかのような破壊力、本当にすごかったです。

今回は浅草でCafé Byron Bayを経営するNoahさんから素敵なパーティーレポートを投稿していただきました。読んでいてドキドキ・ワクワク日食体験が語られていて、彼女の文章の魅力に引きこまれてしまいます。ぜひ追体験してみてください。

[Café Byron Bay]
http://www.cafebyronbay.com/

 

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生まれて初めての皆既日食を見るために、好きものの仲間を引き連れ(笑)、インドネシアのスラウェシ島に行って来ました。

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島の中心部にある空港に着いて、タクシーでホテルに向かって。荷物を置いたその足で、パーティー会場へ。ほんと、予想を遥かに越える日射しの強さ(ヤバかった)と、アジア特有の湿度の高さに「うわー、インドネシアに来たんだ!」と、テンションは最高潮。

一緒に行った仲間が子連れだったため、ホテルを手配しての贅沢レイヴだったんだけれど、ほんっっっっっとにホテルがあって良かったなぁと思った。テントの中でなんて、絶対に寝られない。苦笑…。

それくらい、スラウェシ島は最高に天気が良くて、本当に暑かったの。テント旅行を計画される方はご注意を。

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パーティー会場は、パルという町から少し離れた、メタバルというジャングルを抜けた先の、丘のてっぺん。現地の大工さんたちが、竹を駆使してステージやデコ、簡易トイレまで、会場の至るところをカッコ良く創り上げていてさ。

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これでもね、一応若かりし頃にはあたしも、日本はもちろん、世界中の様々なパーティーに行ってきた人間の1人なんだけれど・・竹を駆使した、あんなにカッコいい会場を見たのは、今回が初めてだったなぁ。「あぁ、日本から遠い場所に、スラウェシ島に来たんだ」って、会場にいるだけで感動しっぱなしでした。

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ある日のお昼時、極限にお腹が空いていたあたし達は、スラウェシ島の中心部にある「パル」という町中で、飲食店を探すべく外を歩いていて。なんだけれど、なんせ大自然が全開の場所で、飲食店なんてほとんどないような場所だったもんで・・土地勘のないあたし達には、レストランを1軒見つけるだけでも一苦労でさ。歩けど歩けど、一向に飲食店は見つからず。。。

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最高に高い湿度と、灼熱の太陽の暑さにやられながら、究極にお腹も空いて。いろんなことが限界なあたし達のところに、少し前に道ばたですれ違った現地の子どもが2人、バイクでやってきてね。インドネシア語で、たぶん「どうした?」みたいなことを言っていて。

空腹と疲労が限界だったあたし達は、お腹をさすりながら、ご飯を食べる動作をしながら、彼らの目を真っすぐに見て「超お腹が空いてるの。レストランの場所を、教えてくれー!」って、英語でシャウトしてさ。そしたらね、英語は通じなかったものの、気迫だけは伝わったらしく。笑 その子達が、バイクの後ろにあたし達を乗せて、わざわざ地元のレストランまで連れていってくれたの。

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もう、ほんと神でしょ。送ってくれた後、心の底から「テリマカシー!(インドネシア語で、有り難うという意味)」って言って、あたし達は彼らに別れを告げました。本当に本当にありがとう。心から感謝。

 

パーティーが始まってから、3日目の朝方。いよいよ、皆既日食が見れる!って、慌ててチルスペースを出て、仲間のところへ。この時は朝方7時半くらい、天候は超がつくほどの快晴。

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7年前、同じ仲間と行った奄美大島では、曇ってて見ることができなかった皆既日食。今回、最高に晴れ渡った空を見上げながら「うわー、これ、絶対見れちゃうパターンじゃん・・」と確信。初めての皆既日食を静かな場所で堪能したくて、人気のない場所まで歩いていってさ。

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自然が全開のスラウェシ島の大地で、少しずつ暗くなっていく空を眺めていたら、それだけでずっと涙が止まらなかった。もう、何年も前からずっと、憧れ続けてきた皆既日食。死ぬまでに、1度でいいから見てみたいって思ってきた長年の夢が、ついに叶うんだと思ったら、感動が止まらなかったの。

 

そのまま、徐々に暗くなっていく空と、確実に欠けていく太陽を見つめながら・・ある瞬間、視界から太陽が完全に消えて、その瞬間に日食グラスを外して。あたしとしたことが、肉眼で見ていいものなのかどうかがわかってなくて(調べとけよ)、「これ、直接見ていいのかなぁ?」と、キョロキョロ周りを見渡して。そしたらね、周りにいた人達みーんな、肉眼でじっと空を見上げててさ。

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「肉眼で、見ていいんだ」と思って、パッと太陽があった場所を見上げたら・・もうね、とても言葉にはできないような、不思議な現象が空に広がってたの。今まで、何度も皆既日食の写真を見たことがあったけれど、写真なんて全然比べ物にならない。これまで、部分日蝕や金塊日食等、それなりにたくさんの日食を経験してきたけれど、今回のはそれらのどれとも比べ物にならないスケールだった。

 

朝方なのに暗い空のど真ん中に、真っ黒に染まった太陽が浮いていて。その後ろに、とても強い光が隠れていて、でも光が漏れてくることはなくて・・しばらくその状態が続いて、その後にほんと少し、一筋の光が射してきて漏れてきて(これがダイヤモンドリングだって、この時まであたしは知らなかった)。

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そこからは、暗かった空が、朝焼けの20倍くらいのスピードで一気に明るくなっていってね。本当に、宇宙と地球の両方が織りなす、一生忘れることのできない天体ショーだったなぁ。今こうして、この文章を書いているだけで、鳥肌が立っちゃうくらい。ほんとに、凄いなんていう言葉じゃ全然足りないくらい、凄かったの。

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皆既日食を見た経験のある人達が、毎年のように世界中を飛び回って、皆既日食を追いかける気持ちがわかる気がした。あんなに凄いの、1度味わったら病みつきになっちゃうもん。今回、あたしも初めて皆既日食を経験して、とても強い中毒性を感じています。

 

ということで、現在あたしは、来年のアメリカ皆既日食の旅を、また別の好きものの仲間達と計画中。笑 この記事を読んでいる人の中の誰かが、2017年8月にアメリカに行くことがあれば、現地でお逢いできたらなって思います。皆既日食を見たら、そのままモーターホームで、みんなでバーニングマンに乗り込むつもり。

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1度しかない、リハーサルのない今回の人生。

やりたいように、ドラマチックにいきましょ☆ のあ

text &photo by Noah

photo by Ginshiro Ino

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[:en]Came back from one of the most dramatic journeys in my life..

To begin with the perfect total eclipse that I saw for the first time in my life, and the people from Sulawesi island made our holidays unforgettable. They are definitely one of the most beautiful people on this planet.

What a magical time that was