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FREDDY LECK sein WASCHSALON TOKYO|音楽が豊かな時間を演出|東京店が二周年を迎える

 

ドイツ発のフレディ レック・ウォッシュサロン トーキョーが二周年を迎え|プロデューサー松延氏に学ぶ「音楽と豊かな時間」

 

株式会社 藤栄が運営するフレディ レック・ウォッシュサロン トーキョーが開店2周年を迎えた。ドイツに実在する、フレディ レック氏がベルリン北部で始めたこのウォッシュサロンは、既に各方面で取り上げられている通り、店内にカフェスペースを作り、鮮やかな壁紙やアートワーク・オブジェなどを配置して地元の人たちが集まるコミュニティサロンとしてスペースを開放。世界中のメディアから注目を集めている。

 

 

これを日本で展開したのが、株式会社 藤栄の松延友記さん(現フレディ レック・ワッシュサロン トーキョーのプロデューサー)だ。今から約10年前、製品企画に携わっていた松延さんが上司から「新しい生活用品ブランドを立ち上げて欲しい」と企画を任された時期、偶然雑誌で彼の記事を見かけ、すぐさまドイツに行ったところから始まる。

当初は製品展開のみのスタートだったが、そこから約8年間が経ち、満を持して20177月、現在の東京都・目黒区学芸大学に東京第1号店をスタートさせた。この鮮烈な東京店の登場に伴い、新聞・雑誌・テレビ・各種メディアで目にする日々は現在も続いている。そして遂に今年4月には第2号店がオープンした。

公式サイト
FREDDY LECK sein WASCHSALON

 

 

同ウォッシュサロンはLAUNDROMAT(ランドリー)/CAFE LOUNGE(カフェラウンジ)/WASH-DRY-FOLD(洗濯代行宅配サービス)/CLEANING SERVICE(クリーニング)/GOODS SHOP(グッズショップ)/WORKSHOP(ワークショップ)の6つのサービスを行っている。

インテリアにこだわった店内、居心地の良さ、スタッフの対応など含めて、本当の意味でありそうでなかった感覚、斬新でありつつもどこか懐かしい感覚、すべてが同居し、兼ね備えられている。これは誰もが共通して感じることだろう。また、他には絶対にない本当のオリジナルに出会ったことにも。

本インタービューは同ウォッシュサロンが放つあの最高のムードの秘訣は店内音楽にもあると考え、プロデューサー松延氏にお話を伺った。結果、やはり音楽は店内のムードを演出する重要な役割も担っている。また、プロデューサー松延氏にお話を伺う事で、その博識さは音楽分野でも相当な知識を有している事にも驚いた。

 

ワークショップ 洗濯ナイト vol.2 #オキシ漬け

株式会社 藤栄 フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー プロデューサー 松延友記さん

 

--はじめまして。フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョーは店内の音楽もすごくムーディですね。このセレクトは本店ドイツのフレディレック氏のコンセプトやスピリットに基づいた音楽がセレクトされているかと思いますが、東京店では松延さんが普段聴いている音楽やお考えも反映されているのでしょうか?

 

松延さん

本店ベルリンではクラシック音楽を中心にかけているのですが、東京店では古典的な曲だけではなく、時代をこえてみんなが聴いて良いと思ってもらえる名曲や名盤をチョイスし、シチュエーションに応じてかけています。コンセプトというか意識的にイメージして選んでいる音楽として「ジプシー音楽」はありましたね。

 

 

--店内でかける音楽に関して重視している事、または常に念頭にある事などはあるのでしょうか?

 

松延さん

やはりお客さんも30代~40代の女性が多いので、その方達が洗濯の待ち時間にちょっとリラックスしてもらったり、ポジティブな気持ちになってもらえるように考えて選んでいます。ここに来て洗濯して畳んでいる時ぐらいは気分よく過ごしていただきたいですからね。

例えばお子様の洋服とか畳むのって大変なんですけど、そうした部分をなるべくポジティブな方向に変換できるように、そして少しでもその大変さを和らげる事が出来たらという事を心がけています。

 

 

--具体的にどのような音楽をかけてるんでしょうか?松延さんのお気に入りのアーティストや楽曲などがあればお聞かせいただけないでしょうか?

 

松延さん

最近だと、ボビー・ハンフリーっていうフルート奏者がいるんですけど、あのフルートの音色が涼感を誘うというか、このお店に合うのでよくかけてますね。マイケル・フランクスやビル・エヴァンスもよくかけてます。

その他ですとシンバルズの土岐麻子さんとかはうちのお店の雰囲気に良く合うのと、僕が凄く好きだったレッドホット・チリペッパーズの曲を上手にカバーしていて、それもよく店内でかけてますね。それとINO hidefumiさんの曲は夜の雰囲気に合うのでよくかけてます。

ジャズって幅が広くって、ビル・エヴァンスもそうですけどクラシック的な要素も楽しめたりとか、黒人のブルージーな部分まで楽しめたり、ほんと幅広くって色んな楽しみ方ができるのが魅力ですよね。

 

 

--フレディ レック・ウォッシュサロンでは様々なグッズ製品の展開もしておられますが、その中にはCDもありますね。収録されている楽曲についてお話を伺えないでしょうか?

 

松延さん

はい、実際にサロンで流れている曲や、フレディが気に入っている曲のオリジナルをアレンジした楽曲などを収録しました。基本的には「洗う・干す・仕上げる」といったお洗濯の段階のシーン別に選曲しています。例えば、洗うときはアップテンポな曲調、干しているときは太陽の日差しを感じるようなナチュラルな曲調、仕上げるときはムーディな曲調、などのようにですね。フレディから「これは絶対入れて欲しい」と強く希望されたのが名曲 Killing me Softly with His Song です。Junichi Saitoさんにカバーをお願をして11曲目に収録しました。また、これは消費されるというよりかはお洗濯している時などの「ライフスタイルの括り」であった方が良いと思い、それで形にしたくてこのCDを作りました。

 

 

CD フレディ レック ランドリーミュージック

フレディ レック・ウォッシュサロンで流れている曲やフレディレックのお気に入りなどをオリジナルアレンジで収録。「洗う」「干す」「仕上げる」とランドリーシーン別に選曲。これを聴きながら洗濯をするとそれだけで気持ちが前向きに。

収録内容
01. Welcome to My SalonThe gramophones
02. Happy TumblerKumi Nakagawa
03. Nothing to Declarefifi leger&THE CHARM PARK
04. BreakoutTHE CHARM PARK
05. Moody DryerThe gramophones
06. Stillness in Timefifi leger
07. LifeTHE CHARM PARK
08. Bird SongJunichi Saito
09. A Natural Womanfifi leger
10. Baby l’m a foolMark Stein
11. Killing me Softly with His SongJunichi Saito
12. Leo DelibesPizzicatoMarkus Staab

 

 

--私どもは主に音楽フェスティバルを題材に記事を書いているのですが、フェスティバル関連でエピソードのようなことはありましたか?


松延さん

はい、フジロック明けの月曜日のことだったんですが、たくさんの寝袋を持ってきて洗っているお客さん達がいらっしゃいまして。で、袋を見たらフジロックの会場内で配られていた袋だったんですよ。

僕は行けなかったので、話かけてみて「誰がよかったですか?」なんてお話をしながらボブ・ディランの曲をかけてフジロックの余韻に浸って振り返って楽しんでもらったりとか、という事をした時がありました。僕自身も「こんなお店ないだろうな~笑」楽しいな~なんて思いながらかけてました。それがこの時の写真です。

 

 

--フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョーには色んな方々が来店されると思いますし、実際にたくさんのアーティストさんも撮影で使っていたりされてますが、松延様の音楽に対するお考えをお聞かせいただけないでしょうか?

松延さん

僕が音楽の凄く良いな~と思うところが「平等なところ」ですね。iTunesでダウンロードする時でもなんでもいいのですが「良い曲だから値段が高い」とかってないですよね?これが例えば絵画とかなら「有名な絵や良い絵って高い」じゃないですか。でも音楽の魅力って、もう名立たるアーティストの楽曲が並んでる凄いCDでも、今日デビューしたばかりの女の子達のCDでも、同じ値段だったりしますよね?すごい「平等」なんですよね。そういう部分が凄くいいなって思います。

それと、昔に比べて良い意味でアーティストとの距離が近くなりましたよね。昔はコンサートとかいったらアーティストとかホント遠すぎてやっと見えるぐらいの距離だったのが、今は会場とかで「あ、○○だ、すぐそこいるわ」とか、ほんと近くなった気はしますね。

これってたぶんスポーツとかエンターテイメント全般に言えることかもしれませんね。今まではアーティストとオーディエンスとの間に凄い距離があったのが、最近はアーティストが勇敢にオーディエンスにどんどん近づいていったりしていて、本当に良い意味で距離が縮まってきているなと感じています。でも、きっと本来の距離感って、これぐらいが良いんじゃないかなと思います。

 

 

オフィシャルサイトや各SNSでも確認できるが、上述のとおり東京店では6つのサービスを展開している。それゆえ、多忙極める松延氏だが、どんなに忙しくとも(この取材中でも)周囲のお客様への気配りを決して怠らない。その姿は時に近所の友人に話しかけるようなフランクさ。時に礼節を持った紳士な対応。どんな時でも臨機応変に適切な対応してくれる。

気持ちのイイ人とはこういう人のことをいうのか。イキイキと働く人はこんな事まで出来ちゃうものなのか。陰に日向に努力をしている人はここまで自然な輝きを放つものなのか。現代社会のスピード感と同時に、地域に根付くコミュニティも大切にできる。想像以上に素敵な人物と思っていただいて間違いはない。人としての模範といって良いだろう。

一流の商社マンであり。同サロンのプロデューサーでもあり。そして常にお客様目線で考え動いているスタッフでもあり。二児のパパでもある。そうした様々な背景があるからこそ、松延さんからは自然な魅力が滲み出ているのだ。

同サロンが放つ最高の音楽と共に明日もきっとフレディ レック・ワッシュサロン トーキョーに松延さんはいるはずだ。

 

画像提供 フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー
公式サイト
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