Body & SOUL Live in Japanがいよいよ今週末に迫ってきました。
NYでスタートしたこのパーティーは、2002年から東京でも開催され、
今年で15周年という節目を迎える。
最近では晴海客船ターミナルという好ロケーションがマッチし、
回を重ねるごとに動員数が増えているようだ。
実はBody & SOULと自分とは思い入れが深く、ここから先、少し歴史を語ります。
2002年に日本へ初上陸した当時はvelfarre(ベルファーレ)という日本最大規模のディスコで開催されました。
当時のvelfarreはトランスというジャンルが全盛期で、
ギャル、ギャル男、イベサーという単語が幅を効かせている時代に、
真のクラブ・ミュージックパーティーとして異彩を放っていました。
エントランスチェックされた後、赤い絨毯の長い階段をあがった先に、
いつも顔見知りの受付スタッフの人が笑顔で出迎えてくれて、挨拶して、受付を通り、
velfarre名物の音楽が鳴るエレベーターを降りると
メインフロアにたどり着きます。まず、そこでみた光景に圧倒された。
むちゃくちゃ人いるじゃん。フロアに入っていけないくらい。
メインフロアは風船でデコレーションされていて、これが音楽に沿う空間演出としてすごくハマってる。
日本で1番大きく豪華だったvelfarreの音響機材の出る音よりももっとスペシャルな音響と重低音で、
ハウスミュージックを聞かされて、なんだこれは!!と、当時流行のトランスを追ってた少年の自分、
度肝を抜かれた記憶があります。
velfarreの照明も本気で使うと周りの人なんか見えないくらいビッカビカとすごく、
みんな音と照明の空間演出の雰囲気にやられちゃって、むっちゃテンションあがって、
気がついたらラストなんて感じでした。
僕が1番思い出深いのは、velfarreの閉店が決まった時に年末に開催された2006年。
もうその頃にはBody & SOUL には固定ファンが沢山いて、最後を迎えるクラブ特有の
「この空間はもう味わえない、名残惜しい…」と言う空気感がパーティーに蔓延していましたが、
だからこそ皆で盛り上がろうという、とにかく全員がハッピーで1つの空間を共有したパーティーでした。
まだまだ終わらないよ〜。ってあっちこっちから聞こえていた。
velfarre閉店後、Body & SOUL は屋外へ会場を移して開催していくのですが、velfarreのBody & SOUL を味わってしまった僕は、やっぱりハウスミュージックは屋内が合ってるかなって密かに思ってました。
そんな僕が屋外でBody & SOUL もアリだなって思ったのが、晴海客船ターミナルへ開催場所を移して見に行くようになってから。
(2012年撮影)
ここのレインボーブリッジがみえる東京の夜景とハウスミュージックがめっちゃ素敵なんです。
(2012年撮影)
velfarre開催の時のようなちょうどいい空間の大きさ、人と人との密着感、音が外にむけて抜けていく開放感。
ここでの Body & SOUL は当時の、いやそれ以上のハウスミュージックとしての本来持つべき開放感を存分に発揮するロケーションでした。
自分も時間が許す限り毎年通ってました。
が、しかーし、東京オリンピック開催準備のため、
晴海客船ターミナルでの開催は今回でFINALを迎えるそうです。
また1つ東京から素敵なパーティーロケーションが無くなってしまいます…。
今回もまたFINALを迎える名残惜しい空気感が会場中に出るんだろうなって、
今から楽しみに気合入れて踊りに行こうって思っています。
Outline
Title:Body & SOUL Live in Japan
Date:2016.06.12(Sun)
Gate Open – 11:00 Start – 12:00 Close – 20:00
Venue:晴海客船ターミナル
Performer:
François K,Joaquin”Joe”Claussell,Danny Krivit,Lights by Ariel
http://www.bodyandsoul-japan.com/index.html